☆栄養のバランスを考えよう
ペレットやパウダーフードを利用している場合はまったく気にしなくても良いことですが アワ、ヒエ、カナリーシード、麻の実、ひまわりの種などを 主食に与えている場合は 副食でバランスを補いましょう。
穀類はリン分が非常に多く、多量のリンはカルシウムの摂取を阻害しますので その分、カルシウムの含有量の多い ボレー粉やカトルボーン、青菜を与えましょう。
もちろん ペレットが主食の場合でも 与えてかまいませんが
ペレットが主食の場合は 副食やおやつは 総量の20パーセント以内におさえないと 栄養のバランスが崩れてしまいます。
気をつけないといけない事は 何かひとつの 栄養素が多いと言うことは それ以外の栄養が 不足してしまう事と 同じなのです。
ひまわりの種や麻の実等だけで育てると リンやカロリー以外の栄養素がバランス的に 不足しているので その不足している分を補える相当量の餌をあたえると カロリーオーバーになります。
ペレットよりも 自然の殻つきの餌の方が良いという人も多いですが 野生で外を飛び回っている鳥と かごの中で育つ鳥の 運動量の違い(カロリー消費量)を 考えるべきです。
単なる肥満なのに 「うちのインコは立派に育ってる」とカン違いしている人が多い
アワ、ヒエ等で育てる場合は ビタミンD3が不足しますので
日光浴もさせてあげましょう。(ペレットにはビタミンD3が含まれています)
日光浴はビタミンD3の合成以外にも 色々な効用があるので ペレットで育てているインコにも 必要かと思います。(消毒、温度、湿度の調整、マイナスイオン、精神衛生面など)
何より、鳥自身が日光浴をしてるときは 気持ちよさそうにしています。
☆ヒナのえさについて
ヒナの時の栄養バランスは非常に重要です。
できれば ヒナ用のパウダーフードを使いましょう。
パウダーフードにアワ玉をふやかした物を混ぜてもいいかもしれません。
もしパウダーフードが手に入らない、もしくは 使いたくない方は ふやかしたアワ玉に青菜、ボレー粉を細かくすりつぶした物を 与えましょう。
アワ玉だけを与えると カルシウム不足になりますので注意が必要です。
ヒナのうちは 冷めた餌は食べませんので 温めた物を与えましょう。
(あったかめのお風呂くらいの温度)
アワ玉を否定するわけではありませんが
経験上パウダーフードのほうが 病気にもならずにしっかりとした成鳥に育っています。
☆最初はペットショップで使われている物を購入しよう
インコは今まで食べてた物と違う物をいきなり出されると 警戒することがあります。なるべく、ペットショップで与えていた物とおなじ物を与えましょう。
成鳥なら 半日くらい静かにしてあげてから 餌を上げましょう。
ひなの場合は 数時間おきに給餌する必要があります
3〜4時間おきに上げましょう。
挿し餌を開始して10日位は3時間おきに1日4回くらい
10日目以降は4時間おきくらいで1日3回くらい
夜はあげる必要はありません
(欲しがれば 回数にこだわらずに食べさせて良い)